私が親を呼び寄せ介護を始める際に、親が使う用のベッド選びをしました。
私の親は、まだベッドから起き上がれないということはありませんが、少し体にマヒもあるため、将来のことも考え、電動リクライニングベッドを購入しました。
介護が必要な親のベッドを選ぶ際に考慮したことやベッドを設置する際に気を付けなけらばならないことがあったので載せたいと思います。
呼び寄せ介護の事前準備
親を呼び寄せ介護をするといっても、私の家族が住んでいる家に親を招き入れるためには、いろいろとやらなくてはならないことがありました。
主にやらなくてはならないことは、下記のようなものがあると思います。
- 行政の手続き
- 銀行口座の手続き
- 転居先での病院・デイケア探し
- 親の部屋作り
- 実家の整理
いろいろとやらなくてはならないことがある中で、今回は「親の部屋作り」ということで・・・
「ベッドの準備」について、載せていきたいと思います。
実家から親の使っていたベッドを持ってくることができれば、話は早いのですが・・・
やはり遠方から運ぶとなると、費用もかかります。
また、私の実家にあったベッドは、まだ介護が必要ではない時に購入しているもので普通のベッドでだったので・・・
それならば、転居するついでに介護も考慮した新しいベッドを購入しようとなったのです。
私が呼び寄せ介護のため、ベッドを購入するにあたり、考慮したことや経験した気を付けなければならないことを載せますので、参考にしていただければと思います。
ベッドの購入条件
私が親の呼び寄せ介護のために用意するベッドについて、考慮したことを載せたいと思います。
そのために、まずはベッドを購入しようとした時の私の親の状態を簡単に載せますね。
このような親の状態を考慮しベッドを購入しました。
- 脳出血で右半身がマヒ状態
- 足が弱ってきているので歩くのが大変
- 床には直接座ったり、立ち上がったりするのが大変
私の家で親が暮らす部屋は和室だったため、畳の上に布団を敷くことも考えたのですが・・・
親は床に直接座ったり、座った状態から立ち上がったりするのを難しそうにしていたため、ベッドを選択することにしました。
ベッドには電動リクライニング付きのものとそうでないものがありますよね。
私の親はまだベッドから起き上がるのが大変という状態ではなかったので、現時点では電動リクライニングの機能はいらないのですが・・・
将来、私の親がさらに動けない状態になっても使えるベッドの方が良いと考え、あらかじめ電動リクライニング付きのベッドとしました。
また、ベッドから立ち上がりやすいように、ベッドの端が硬いベッドであることも選定の基準としました。
端が柔らかいベッドは、やはり端の部分がへこむので立ち上がりにくいと思いますし、へこむことでベッドからの転落することもありうるので条件として加えました。
ベッドの購入条件をまとめると、このようなかんじですね。
- 電動リクライニング付きのベッドであること
- ベッドの端が硬くへこまないこと
親のために購入したベッド
上記に載せたベッドの購入条件をもとに、私が選んだ親のベッドはこちらです。
リモコン操作でベッドをリクライニングできる電動リクライニングベッドです。
- シモンズ 「グランサリー2 モーター」
なぜ、このシモンズのベッドにしたかというと、シモンズのベッドはベッドの端が固くへこみにくいのでベッドから立ち上がりやすいと思ったからです。
ベッドの端がへこみにくければ、ベッドからの転落も防止できそうなので事故防止にもなりますしね。
また、シモンズは有名なベッドブランドなので、長く使う家具ならば、あらかじめ良いものを購入しておこうと思ったからです。
ベッドは大きい家具なので、一度買ったから何度も買い替えるようなものではないですからね。
ちなみに、将来、親がベッドから起き上がるのが難しくなったときにも便利な手すり(ハイレール)もあらかじめ購入して設置しておきました。
設置した様子
親が暮らす部屋にベッドを設置するとこのようになりました。
畳の上にベッドを設置することから、畳のへこみを緩和するため、ベッドを設置する際にあらかじめベッドの下にマットを敷いておきました。
ホームセンターでは、マットを切り売りでも売っているのでベッドのサイズに合わせて、購入することができましたよ。
ベットの設置で気をつけたいこと
ベッドの設置にあたって、気をつけたいことはベッドの位置や向きです。
これは本人の希望をしっかりと聞いてから、ベッドを設置した方が良いということです。
というのも・・・
うちの場合は、まだ親が東京に来る前にベッドを事前に購入し設置しました。
私の親は私たちが家を建ててからまだ一度も東京に来たことがなかったため、家の雰囲気もわからない状態でした。
なので、「ベッドは、部屋の形やエアコン、押し入れなどの位置を考えるとこの向きでしょ!」と私たちで決めて、業者に設置してもらいました!
一応、本人には「こんなかんじの向きでベッドを設置するからね!」と事前に部屋の写真などを撮って見てもらい、簡単ではありますが、確認してもらったうえでの設置だったのですが・・・
いざ親がやってくると、「ベッドの位置はこっちではなく、こっちがいい!」、寝る向きにこだわりがあるらしく、「ベッドがこの向きじゃテレビを見ながら寝られない。」と言われてしまい、泣く泣くベッドの位置と向きを変えることになってしまいました。
あまり大きくない家具なら、簡単に動かせるのですが・・・
今回は、大きな家具のベッド!それも電動リクライニング付き!
そのまま持ち上げようとしてもビクともしません。
なので、業者が組み立ててくれたベッドを全て解体してからの移動となってしまいました。
このベッドの解体が思った以上に大変!ほとんどのボルトを緩めてから移動させて、またボルトを締め直す・・・
それも移動させるのも電動リクライニング付きなので、各部品が想像以上に重くてなかなか思うように動かせませんでした。
組み立てるのも部品を固定しながら、ボルトを締め直すというのが素人ではうまくできません。
何とかベッドを移動できたころには、3時間以上が経っていました。
とても大変な作業でした。
なので、ベッドの設置は本人の確認を怠らず、何度も念押しのように確認をとることをオススメします。
ベッド選びの感想
親を介護するうえで、ベッド選びは重要なことだと思います。
体に合わない不便なベッドを選んでしまうと、腰を痛めたりして親の体調も良くなくなってしまうかもしれないですからね。
私の親は、現時点では電動リクライニング機能を使うほど体が不自由なわけではありませんが・・・
ベッドは一度設置したら、そう簡単に買い替えや設置し直しができない大きい家具なので、購入する際は将来のこともしっかりと考えて選んだ方が良いと思いました。
私が選んだベッドは、親自身も使いやすそうな様子なので購入して良かったです☆
また、ベッドを設置する際には、使う本人の要望をしっかりと何度も聞いてから設置した方が良いと、私はつくづくと実感したので、気を付けた方がよいですね。
以上が私が親の呼び寄せ介護をする際に、ベッドを選びをした経験談です。
これから呼び寄せ介護をする方の参考になれば幸いです。
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